アフター・ヤン
好みでいえば大好き。
見てるときから好きだったし、後から振り返っても好きな映画。
まず、冒頭のダンスシーンがいい。
人と構造物(とインテリア)の構成がいい。
音楽がいい。
そして、さりげないSFの描写が秀逸。
映画を見た直後に思った感想は、「ごちゃごちゃしていない映画っていいな」だった。
なんかこう、すっすっすっとパズルが正しい位置に収まっていき、気づいたら心が整っている感じ。
その心の平穏は普段の生活でも得られるけど、ここまでピタッと整う感じはなかなか得難いもの。
そんなノイズのない平和な心で、未来の世界を眺め、人種やら家族やら……果ては人間とはなんだろうね、なんていう漠然とした何かについて。
思いを巡らせる種が心に蒔かれた感じ。鑑賞中にはそこまで考えてなかったけど、後になってあれは何だったんだろうねって。決してシリアスではなくぼーっと。
公開中にまた観たいな。
『アフター・ヤン』
— そーこ (@mkrnsouko) 2022年10月27日
ごちゃごちゃしていない映画はいいな。大好き。
体温よりも少しだけ温かい水が身体の上を、そして、身体の芯をさらりと流れて行った感じ。心地よくて温かい。アドレナリンの出ないSF。天才。 pic.twitter.com/CySS0O2oYJ
MUSICAL「ルードヴィヒ~Beethoven The Piano~」 2022年10月30日 13時開演
いやーーーーー。すんごかったです。
とにかく、とにかく、浴びて、浴びまくるミュージカル。ほとばしるエネルギーの芯の部分には、各人の圧倒的なスキルがあって、ほんと最高の贅沢。
中でもやはり、中村倫也さんはハイパーだな。声が鬼いい。演技がいい。歌がいい。エネルギーがある。そりゃもう、最高でした。
そして、ベートーヴェンの話なので、ピアノは生演奏👏
木暮 真一郎さん素晴らしかった。ちょっとピアノを弾くというレベルではなく、難曲を役を演じながら弾く。時に役者に寄り添い、時に自らが演じて。
ピアノっていいよね、大好きだなという気持ちを改たに。
幼い頃のややピアノ漬けだった生活をちょこちょこと思い出し、厳しかった母の隣でこの作品を観れたこともまた感慨深く(笑)今となっては二人して「いやーーー中村倫也、ハイパー✨」とか言って、ちょっと頭の悪い感想を笑いながら話して。幸せだったな。
🎻🎹🎹🎹🎹🎹🎻
— そーこ (@mkrnsouko) 2022年10月30日
静寂も音楽。
沈黙もメロディー。
音楽に大いに傷つき大いに愛された者だけが味わえる極限の境地。
少数精鋭という言葉では足りない程の猛者達を時に圧倒してしまう中村倫也ルードヴィヒが余りにも凄すぎる👏
休憩なし夢中の120分。
🎻🎹🎹🎹🎹🎹🎻#ルードヴィヒ pic.twitter.com/SdCOLbvoWm
「血の婚礼」 2022年10月1日 17時30分開演
生演奏、俳優さんたちの確かで熱い演技、斬新なセット。
Bunkamura シアターコクーンという素敵な劇場で、非日常を浴びる幸せ。
とにかく、生演奏のスペイン音楽が訴えてくるものめちゃくちゃあった。
舞台には舞台でしか感じられないもの、生のパワーあるな、と改めて。
ほんっとに、生演奏の音楽が場面場面を盛り上げて、どんどん熱を帯びていった。
それは、観客の私たちも舞台上の俳優さんも同じような気がする。同じ空間に実際にいるってすごいことだな。
今日も舞台「血の婚礼」12:30から!雨に気をつけてお越しください。サウンドチェックには花婿役の須賀健太くんも参加してくれました。いつもバイブス上げてくれる第四のバンドメンバー🕺#舞台血の婚礼#血の婚礼 pic.twitter.com/tOE7uw40er
— Baku Furukawa 古川麦 (@BakuFurukawa) 2022年9月19日
東京千秋楽まで残すところあと2回!キャストのみなさんともどもよくここまで無事に来れたな…という感じで壮絶な舞台ですが、最後まで楽しみたいと思います。この曲は結婚パーティーのチークタイム的なイメージ、花嫁と花婿の思いがすれ違う切ないシーンで流れてます。#舞台血の婚礼 #劇伴 pic.twitter.com/lQRTqxhYpi
— Baku Furukawa 古川麦 (@BakuFurukawa) 2022年10月1日
#木村達成 #舞台血の婚礼 おかげさまで本日無事千秋楽を迎えます。ご来場いただいたみなさま、お世話になりましたみなさまに改めて感謝いたします。恒例の朝の風景。大阪公演もよろしくお願いします。 pic.twitter.com/6oedgp7NQX
— アルファエージェンシー (@alpha_agency) 2022年10月2日
チェロの音色!!たまらん。実は、生きてるうちにやりたいことリストのかなり上位に「チェロを弾く(習う)」が入ってるくらいチェロが好きで、チェロへの憧れがすごいのです〜
この日は、Bunkamura ザ・ミュージアムで、「イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき Iittala - Stars of Finnish Glass」を開催していて、せっかくだからと、行ってみた。
こちらはこちらで、北欧の音楽が流れていて、1日でスペインと北欧を旅したような贅沢な気持ちになれた。幸。
さかなのこ
SNSでの評判が良かったので、ふらりと近所の映画館へ。
特に子供時代から学生時代までの、ゆるゆるとしたコメディー部分はクスクスクスクスと、かなり笑えたのですが、そういったコメディー的な面白さだけでは片づけられない、実~~~に面白い映画でした。
一見すると、好きを伸ばすことは素晴らしいね、凄いね、子供の才能を信じ、それをサポートした家族(主に母親)も偉いね、という話。それがA面だとしたら、その裏側のB面が描かれていたのがとても気に入った。
のんさん演じるミー坊(さかなくんがモデルの主人公)は、「魚好き」という、他を圧倒する好きのエネルギーを抱えて生きている。でもそのエネルギーはあまり大きくて。否が応でも周囲の人を巻き込んでいく。その純粋さ、揺るがなさに触れ、友情を育み、誰かの好きをアシストしたり、好影響もたくさんある。
その一方で、好きなもの以外への圧倒的無関心。故に、本人が気にも留めていないところで周囲が困惑したり、悪意なく責任を放棄してしまっていたり、いろいろなことがあったであろうと、容易に想像できる。何かを猛烈に好きでいることは、それ以外を猛烈におざなりにしてしまう。そういった残酷な一面も見せつつ、それでもミー坊のまっすぐすぎるパーソナリティーは魅力的で、関わった人の一部が、「あいつには敵わないな」から、いつしか「あいつの凄さを世界に知ってほしい」に変わる様子は、ややファンタジーであっても、気持ちが良かった。
実際のさかなくんを目の当たりにすると、ファンタジーとも言い切れない、さもありなんという気もするし。という訳で、原作も読んでみたくなり、すぐにポチしました。
正直、映画を見た直後の感想は、「好きなものがあるっていいね」というよりは、普通の人が当たり前のようにできる、好きを手放すことができない人は、さぞ大変だろうなということ。それこそ、ミー坊にとってお魚さんは、ほぼ命と同レベルで、失ったら、どうなってしまうのだろう……。母親があそこまで、ミー坊を支え、味方であり続けたのは、もちろん「愛」でもあるけど、「魚がなくなったら、この子は死んでしまう」というもっと切迫した気持ちだったのではないか?! そう思わずいられない。
だって、井川遥さん演じるお母さんはいつもどこか、気が張り詰めていて、少し困ったような姿が印象的だったから。
とにかく子役時代がめーーーっちゃかわいいのと、高校時代がかな~~~り面白くて&演者も豪華で^^
主人公のミー坊を演じたのんさんの演技も抜群によく。だれでも楽しめる作品と思う。
とはいえ、人によっては正直映画館で観なくてもいいかな思う作品かもしれない。
ただ個人的には映画館での鑑賞を強くおススメしたい。というのも、小さな小さな小さなカブトガニの卵がたった2個、巨大なスクリーンいっぱいに映ってる、そんなシーンを見ていたら、こんな映像今まで一度も見たことなかったな……。と、なぜだかとてもとても感動してしまって‼
そこに感動したのは、私だけかもしれないけど、斬新なシーンはたくさん見ることができるはず(笑)という訳でやっぱり、映画館で見ることをオススメしたい^^
#さかなのこ
— そーこ (@mkrnsouko) 2022年9月5日
映画館で見なくても…と思ってる人もいると思うが映画館で見ることを強くオススメしたい🐟🐡🦑🐙
内容の面白さはもちろん、小さな小さなカブトガニの卵が大きなスクリーンいっぱいに映ってるシーンを見てこんな映画初めてだ‼️と何故かとても感動してしまった🦀✨ pic.twitter.com/OeCxgla0fJ
ミュージカル「ピピン」 2022年9月4日 13時開演
2019年公演は見ていないので、初鑑賞。
森崎ウィンさん目的でチケットを取ったので、どんな話なのか全然わかってなかったのですが、幕が開いた瞬間から、ミュージカルとサーカスをWで観たような、非日常空間に圧倒されました。
ストーリーは、人生の生きがいを探すピピン王子の成長を劇中劇で描くと言えばいいのかな。王子様の話ではあるので、一国の戦争とか、税金とか、現実とリンクして胸がチクッとざわっとするセリフを散りばめつつ。でもこの作品の魅力は圧倒的に、目の前で、(生の)人間が演じているということ、その1点に尽きるような気がする。鍛錬された肉体の素晴らしいパフォーマンス‼席がとっても近かったので、演者の息遣いを感じ、筋肉の震えまで見えた。
中でも、ピピンのおばあ様・バーサ役の中尾ミエさんが、素晴らしくて。年齢を理由にするのは失礼かもしれないけど、それでも、76歳の中尾さんが空中ブランコに乗り、逆さになり、しっかりとした歌声で歌う。さすがという一言では片づけられないレベルでさすがだったし、なんか、気づいたら、涙出てた。それを見る舞台上の出演者の中尾さんに向ける眼差しもまたよくて。舞台ってこうやって同じ空間を、空気を共有しているんだなぁと。
あとは、ウィン君と愛加あゆさんの相性がとってもよくて、ギター1本で二人で歌うラブソングがほんっとにロマンチックだったな~♪♪♪愛加さん、多分初めて見たのですが、とってもお上手で、すっかり好きになってしまいました^^
中尾ミエ×森崎ウィン
— そーこ (@mkrnsouko) 2022年9月4日
愛加あゆ×森崎ウィン
の果てしないケミを感じた💕💕💕
クリケイちゃん、歌が上手いのはもちろん、セリフがとーーっても聞き取りやすくてお芝居も上手でびっくり🥰
サーカスみたいで楽しく生の人間が目の前で演じる舞台のパワーに👏👏👏#ピピン pic.twitter.com/3qIagtPWRE