ラブ&ドラッグ
冒頭、「恋のマカレナ」がBGMとして流れていて、懐かしさに、思わず吹き出した(笑)
そんなことは置いておいて、前半は、アン・ハサウェイの堂々たる脱ぎっぷりに
Thumbs upしながら、ふふふって感じで、ちょっとHなラブコメを楽しんでいたが、
最後は、しっかりぽろぽろ泣いてしまいました。
「君を好きになって、自分を好きになれた」
って、良い言葉だな。
自分が言われたいし、言いたい言葉NO.1かも。
正直に告白すると、私は恋愛が苦手である。
そう思う理由はいくつかあって、変なプライドが邪魔をして、一歩を踏み出せないこと、勇気のなさや、それを克服できない自分の不甲斐なさ。
さらに言うのであれば…
どうやら私は、一見、「誰にでも優しそう」「癒してくれそう」、「いいお母さんになりそう」という雰囲気を出しているらしく…(笑)
所謂そうゆうものを求めている男性に対しては、最初にそこそこ無理すれば、お付き合いに漕ぎつけたりもするのですが…(って書くと、男には困ってないみたいだな…実際は違うけど)
学生時代、周りの友達に彼氏ができ始めたタイミングで、
“彼氏のいない子”になるのが怖くて(ううん、なんとなく自分のプライドが許さなくて)、自分が好きな人ではなく、いかに付き合うかハードルが低いかだけを考えてきた…。
今思えば、相手を蔑ろにしていたなと。意図せずに相手の期待を裏切って傷つけていたし、自分自身のこともそうやって裏切ってきたように思う。
その結果、自分の中で、人を好きになって→自分を好きになることがすっぽり抜けてしまったのかな。
って、とんだ自分語り(笑)
とにかく、この「君を好きになって、自分を好きになれた」というシンプルな言葉が自分に刺さりまくり、それはそれは、ぽろぽろ泣きました。いと恥ずかし。
さてさて、超私的な映画のセオリーの一つに、「セックスシーンが長い映画はつまらない」というものがあるのですが(笑)この映画、セックスシーンの分量は、ままあるものの(特に前半)、1つのシーンが短く、さくさく進むので、セオリーに反して楽しかったです。というか、今日からセオリーに一言付け加えよう。1回のセックスシーンが長い映画はつまらない(笑)
映画そのものの感想がほぼなくなってしまいましたが、Hなラブコメに見えて(実際そうだけど)、意外とバランスの取れた良作。今見ると、古く感じる点もあるけど、それも時代の移り変わり。
ただ、パーキンソン病の描写について、何も知らない状態だと、病気の症状について、
分かりづらい点(というか誤解しそうな点)があることは、書き残しておきます。
私は、身近にパーキンソン病の者がいたので、ちょっと気になりました。おしまい。