人生はシネマティック!
なんだか鬱々とした日が続いてますね…
人間も生き物なのだから、ウィルスの影響は皆平等に受けているはずなのに、どうもそう思えない…その事で、あー私はこういう社会の一員で、ここで生きているんだな、なんて逆に気付かされたり。
テレワークは、通勤時間0が、本当に楽で良いのだけれども、3日もすると生身の人に会いたくて会いたくてたまらなくなる。あれ?私、こんなに人恋しくなるタイプだったかな…あとシンプルに運動不足(笑)それで調子悪くなる人とかいるんじゃない??
そんな中、実家の母から、「テレワークのためにパソコン持ち帰るの大変だったので、通勤用のリュックを買いました‼」と嬉しそうな報告が来て、どんな時も経済を回し続ける女、ブレない(笑)とほっこりしたり、東京マラソンでの大迫傑大先生の日本記録更新に感動したり*1、楽しみにしていた映画*2の公開が延期されてしょんぼりしたり。
それでも、映画館に行くと意外と混んでいて、あー皆、楽しみを奪われたくないんだなぁてなんて思ったり。
楽しいものばっかり減っているような気がして、ムキーっとしつつ、自分の機嫌は自分で取らないといけないわけで…
私にとって、手っ取り早くそれが出来るのはやっぱり映画だったりする。
それは他の誰かにとってもそうなのかな…と思わせてくれるのがこの映画。
人はなぜ映画が好きなのか。
それは、構成されているから。
不幸な展開にも意味を持たせてくれるから。
……つまり、人生は理不尽なことばかり、死ぬことさえ、本当は意味なんてないのに、人々はその悲しみに、辛さに、意味を持たせることで、生きることができる。
ということかな。
それをわかりやすくコンパクトに見せてくれるのが映画なのだと思う。
そこまで考えて映画を観ることはないけど(笑)言いたいことは、わかる。
喜びや悲しみで構成されたストーリーが心地良い。
そんな映画愛に溢れた映画を久しぶりに観たら、やっぱりこの映画が好きだなってまた思えた。
この映画、第二次世界大戦中の英国を舞台にしており、皆、何かしらの理不尽さ抱えている。
戦地に行く男たちの中には、二度と帰らない者もいれば、ヒーローとして帰ってくる者も、癒されることのない傷を負って帰ってくる者もいる。同じ「戦争」という経験であっても、受ける結果は、様々…。説明のつかないことばかりだ。
どんな状況でも良いものを作りたいという登場人物たちの切実な気持ちが、それでも、人っていいよねと思わせてくれて…そんなところが私は、好きなのだと思う。
あとは、社会の優先順位みたいなものさらっと見せて、不謹慎だけど、戦争によって(若い男性が物理的に減ることで)回ってくるチャンスもあるんだな~とか。
自分でもよくわからないのだけれども、作品という意味で、英国が舞台の戦時中ものって、なんだかとても好み。なんだろ、どんな状況でも紅茶を飲んだり、なんかイギリス人としてのプライドみたいなものをバンバン感じさせてくれるからかな。