Musical「SMOKE」 2021年9月3日 19時開演
濃密な3人芝居。なんとも密な空間で、満足度の高い作品でした。
観劇後の心地良い疲労感が、贅沢だなと思った。
ふと思いつき、仕事帰りにふらっと*1行ってみて、良かった!チケット取ろうと思った少し昔の私、ナイス👍思いつきで行動するときって大抵ナイスな判断だよね!と自分を褒めたたえてみたりして(笑)
私が観劇した回は、
超:大山真志 さん
海:内海啓貴 さん
紅:皆本麻帆 さん
という布陣。
偶然にも、3人とも別の作品で拝見したことのある方々だったですが、役者さんてすごいね、別人だった‼そして、技術的なことは全くわからないのだけど、この3人の声の相性めちゃくちゃよいと思った。そもそも歌がうまいということもあるのだろうけど、ほんとに3人だけ?みたいな迫力と不思議な一体感。
作品の内容からすれば当然一体になるべくしてなるんだけど、それにしても、密な空間と迫力の音圧という感じで、緊張感を保ったまま、あっという間の約100分間‼!
なにより、客席と演者の距離がめちゃくちゃ近い。”海”の決定的な瞬間を至近距離で見れたのは、ほんと奇跡だった。内海くんすんごかったーーー(大興奮)!!
浅草九劇という空間も素晴らしかったな~コロナ禍で感染対策をする中、その対策すら演出の一部になっていて、お見事👏きっとこれはこの時代の演出であり、また近い将来感染対策が不要になったとき、別の演出でみてみたい、し、この“今だけの“演出ってある意味、演者も観客も今の時代を共有している感じがして、謎の一体感というべきか、エモーショナルなものがあった。
これは完全に私の肌感覚だけども、韓国って“詩”がとても大切にされている気がする。日本には俳句や短歌があるからか、自由詩ってあまり学んだりしてこなかったような……うーん、単に私の個人的な興味の問題なのかな?わからないけど💦
詩を味わって、そこからインスピレーションを受けてミュージカルができるってなんか、すごいな、文化だな。そして、詩の世界観ってもしかすると映像よりも、より直接的な舞台の方がより情報量が多くなるのかも?というよりより研ぎ澄まされて伝わるのかも?なんか感じるものが多かった。そういった意味でも、音楽を浴びたような、文学を浴びたような。ただただ贅沢な時間だった。
*1:と言っても場所は遠かったけどww