旬感ブログ

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音楽劇「夜来香ラプソディ」 2022年3月20日 13時開演

私たち観客は、音楽劇「夜来香ラプソディ」の観客でありながら、劇中で行われている公演「夜来香夜想曲」の観客である、という2重の演出。服部良一に扮した松下洸平の「本日は、大変なご時世の中、足をお運びいただきありがとうございます」という挨拶に、世界情勢のせいか、コロナ禍のせいか、なんとも言えない不思議なリアリティーが宿っていた。この日シアターコクーンに集まった人は、そうまでして演劇を見たい人なんだな。物語の舞台となった戦時中の租界(上海)とは、大変さは違っても、その”決して暇だから行く”ではないモチベーションにシンパシーを感じてしまった。エンタメって必要な人間にはどんな状況でも絶対的に必要なものだよね。むしろ、苦しくなるほどに求めてしまう気すらするわ。
 
そんな服部良一の挨拶後のオープニングは華やかで、観に来てよかったーーと、一瞬で思ってしまった(笑)我ながら単純明快。とにかく、木下晴香さんの歌声は流石すぎて耳が幸せ♡ずっと聞いてられるな、ほんとに。そして、ライブ演出なだけあって、生バンドの演奏も嬉しかった。ただのショーにならず、本当にコンサートの観客になれた気がしたのは、この生バンドの演奏の力も大きかったと思う👏あとあと、木下晴香さん以外の女性メインキャストが元タカラジェンヌさんだったのだけど、本当に華やか。ショーの見せ方が上手でとにかく美しい。宝塚観に行きたい……行きたい……。松下洸平さんは芝居声、白洲迅さんは意外なほどミュージカル声。二人とも、映像作品にもひっぱりだこだけど、これからも、舞台出てほしい。特に白洲迅さんには、数年に1回ペースでいいので、ミュージカル作品とか出てほしいよーーー。絶対観に行くからーーー。と、まぁこんな感じで、心も身体もすっかり血行がよくなってしまった^^