旬感ブログ

好きなこと&旬な気持ちをメモ代わりに

世界にひとつのプレイブック

前半は主人公たちが精神的に不安定なこともあって、ずっとがたがたしているし、観ている側も疲れるというか、結構しんどい感じ。
だけども、私はこの映画を観てよかったなと心の底から思った。優しい映画だなって思った。
そして、鑑賞後ふと、この歌詞を思い出した。

 

 

誰も皆 問題を抱えている
だけど素敵な明日を願っている
―――――Mr.ChildrenHANABI

 

突然のミスチル

でも、私にとって、この映画はこの歌詞そのものだったな。
もがき苦しんで、だけど希望があって…。皆いろいろあるのだ…あたり前なのに、忘れてしまいがちな大事なことを思い出させてくれる。

 

 

主人公と同じシチュエーションではないのだけれど、私もここ2年間くらい、なんだか悪い状況が続いていた。何もかもうまくかない感じ…年を取ることとは反比例的に、自分が後退していく感じ…。自分で自分をうまくコントロールできていない感じ…。それに対する苛立ち。自分への失望…。それに比べて、周りの皆がやたらうまくいっているように見えたり…まぁいろいろある。
だからだろうか、前半は結構観ているのが苦しかった。

 

主人公が自身を受け入れていく過程において、「僕たちは、ちょっと繊細で、第6感が優れているんだ…」みたいなことを冗談っぽく言う。これ、なんかわかるな~。多分主人公が意図した意味とは違うのだけれども、いつからか自分の心と身体のケアを怠って、自分にも、他人にも鈍感になりまくっていた感覚が、回復してくる感じ。むしろ以前より、いろいろなものを繊細に感じ取ることができるようになったと思う。それが良い傾向なのか、わからならいけれども、悪くはないと思っている。自分にもちょっとだけ優しくなれたような気がしている今日この頃。

 

 

って、最後にとってつけたようで、本当に申し訳ない感じだが、とにかく俳優の演技がいい‼
アカデミー賞を受賞したジェニファー・ローレンスだけじゃない‼皆いい‼ブラッドリー・クーパーも‼二人でダブル受賞でもよかったんじゃんって思った(笑)

 

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