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『女帝 小池百合子』は映像化してほしい

私も東京都民の一人として、マスコミと共に小池百合子氏に踊り、踊らされている立場でありながら、こういってしまうのは、なんとも…うーん、複雑なのですが…「この本、面白かった」です。面白さというのは、松本清張的な面白さというか。

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面白かった理由は大きく分けて2つ。

1つ目は、3つの物語について。

小池百合子氏自身が語る小池百合子の物語

・ノンフィクション作家の丁寧な取材により浮き上がる小池百合子の物語

・そして、恐らくその2つのどちらとも少し異なりそうな小池百合子の人生の「事実」に関する物語*1

この3つが複雑に絡まっていて、単純に興味深く、ページをめくる手が止まらなかった。

 

2つ目は取材された者の言葉。

誰もが自分の目に映った小池百合子という人物について語っているのだが、どうしたって証言する自身の価値観が、性格が、その言葉に滲むのだ。「私には、こんなことできない」「冷たいと思った」等々の彼女を否定する言葉から、なんとなくその人の価値観や大切にしているものが見え隠れする。小池百合子を前にすると、その人の感情、信条の部分がクローズアップされてしまう面白さ。それほどまでに、小池百合子という人は、人に共感しないされない人として、描かれていた。

 

本当は、もっといろいろ自由に書きたいのだが、現役バリバリご存命の人について、あれこれ好き勝手言うのは、(本人の耳に届こうが届かまいが、政治家であっても)私自身あまり気持ちよさを感じない。あと、なんか単純に怖い。

だから、早いところフィクションとして映像作品に昇華してほしい(笑)そして、一つの作品として自由に感想を言わせておくれよと思う。

 

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以下は、完全に私の妄想です。

勝手に脳内で映像化を考えてみた(笑)

 

プランA:本に忠実な物語

小池百合子氏自身は、「どうぞご自由に」って言いそうだけど、彼女に関わった関係者が大物過ぎて、多分、NOかな…。幼少期から留学時代なら映像化可能かな。それだけでも十分ヘビーな内容になりそう。

 

プランB:完全フィクションという体で女帝vs古畑任三郎的なやつ

もちろん、古畑任三郎一例です。

くせのある探偵が、とある女性権力者の虚構と真実を暴いていく…みたいなイメージ。面白そう。三谷幸喜さん、うまいこと書いてくれないかなぁ~。女帝役は、同じ名前&イメージが真逆という理由で、石田ゆり子さんにお願いしたい。

 

以上

 

それにしても、面白いんだけど、喉ごしは決して良い感じではないので、やっぱり、映像化して、消化したいなと改めて思った(笑)

ワールドビジネスサテライトの縁でテレ東さんがやってくれたりしないかな。攻めてほしいけど、無理かな…みたいな。

もはや何が事実かもわからないので、彼女を作り上げたテレビ業界で全ての伏線回収してほしい感じはしてる。

 

『女帝 小池百合子 (文春e-book) [電子書籍]』のレビュー 石井妙子 (ややさん) - ブクログ

 

*1:恐らく誰も知る事のできない物語。本人自身も脳内でしっかり書き換えているし…