Just be nice to each other ~ アド・アストラ ~
なんだろう…なんていえば良いんだろうな~うまく頭の中がまとまんないな~そんな感じの映画。
だけど、映画館で(できればIMAX環境)で見ることを強く推奨したい作品‼
一応SFだけど、話はとてもシンプル。
息子が父を探し求めて、宇宙の果て(なんと海王星)まで行き、自分自身を見つめ直すという話。
視覚から入ってくる情報(映像)は壮大で、広大なのに、至極個人的なことを綴る。そのギャップが物凄い。
だけど、宇宙が広ければ広いほどに、地球から離れれば離れる程に、自身を深く深く深――く見つめていく様子が印象的。
(これ以上行くと、人格が壊れるわ…という瀬戸際まで自身を見つめていきます…)
まず何を差し置いても、宇宙の描写が本当にすばらしくて‼
グランドシネマサンシャインのIMAXレーザーGTでの鑑賞を選択した自分、GOODJOBて感じでした。
宇宙の漆黒の感じとか“黒”というには深すぎる色味だったし、光の美しさ、月面の描写もとても良かった。
また、動きのあるシーンでは2Dのはずが、3D?と感違いしてしまうほどの臨場感。
映像面の満足度、めちゃ高です‼
迷わず映画館で観てほしい‼
私はSF映画が大好きなので、宇宙に対してポジティブなイメージが強い。
だけど、この映画を観ると宇宙の暗黒面*1を感じざる得ない。
最初はあんなにも美しく見えた宇宙という地*2。
……なのに、地球から、太陽から、離れる程にただただ深くなる闇。
この闇と静寂のダークパワーは計り知れないものがあった。映像はずっと美しいのに、見ているだけの私でもストレスを感じた。
これが実際に宇宙に行く立場だったら……。
観終わった直後の感想は、正直「疲れた」だった。漆黒闇ストレスにだいぶやられていたのだと思う(笑)
だけど、ラストシーンのブラッド・ピットの清々しい表情と言ったら本当に美して、素晴らしくて演技を越えた人の在り方?みたいなものを感じました。
その上で、この世界中のファンへの言葉↓↓
司会 「世界中のファンに向けて何か一言」
— THE RIVER (@the_river_jp) September 13, 2019
ブラピ「Just be nice to each other(人にやさしく)」
世界「「「はい!!!」」」#アドアストラ #ブラピ #ブラッド・ピット @foxjpmovie https://t.co/edgsOUpqUw pic.twitter.com/5qt4VxMSrS
Just be nice to each other
こんなの聞いたら、なんか泣けちゃう。
超スーパーハイパースターのブラピがこういう言葉をストレートに言うっていうのが、もう。
胸がいっぱいになってしまって…。
優しい、温かい映画ではないけれども、ブラピのそういう思いがあったからこそできた映画なのかな~。
ブラピに関する俳優よりも裏方やります的な噂については、「うん、PLANB*3もあるしね」と言いつつ、いやいやいや演技すっごいからーーーーやめちゃダメーーーーーーー!!!!!って気持ちでいっぱいです。
マイペースでいいので、やめないで。
宇宙クラスのあの美しい映像に対抗できるのはブラピの存在感だけって感じだった。それくらい、この作品のブラッド・ピットは最高!!
この映画を観て、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドを見ようと決意しました。*4