愛しの故郷
予告編を見て、笑って泣ける系かな?と期待してみてみたら、大当たり‼映画を観てからこの予告を見ると、逆に、よくここまで感動風に作れたなと思う(笑)それくらい実際はコメディー寄りの作品。
中国を代表する映画監督のチャン・イーモウが製作総指揮を務めた5編からなるオムニバス。基本コメディーなのに2時間30分越えの長編です(笑)が、全くダレることもなく、長さを感じることはありませんでした。
もうね、5つの話が、一貫してハートフル&コメディー♪♫♪
かつ、全体を通して誰かを下げたり、傷つけるような笑いではないことが超重要だと思う。
笑って笑って笑って、ほろり、笑って笑って笑って、ほろりのターンをひたすら繰り返すという。なんというか、笑ったり泣いたりすると、単純に気持ちいいいよね!!みたいな(笑)
全編通してびっくりするほど、どたばたコメディーなのですが、まぁバカバカしくて、必死で、滑稽で、でもとにかく温かくて優しい!!とても楽しかった^^
特に好きだったのは、2話と3話かな~
2話は、とある村に起きたUFO騒動の話なのだけど、とにかくドタバタ、めちゃくちゃ面白い(笑)
3話は、認知症になった教授が、以前自分が小学校の先生をしていた村に来て、(認知症なので)当時と同じように授業をすることで起こる村中を巻き込んだ大騒動。
これがとにかく泣ける‼ここは泣くのに集中させてって思ってると、笑わせてくるの!!混乱(笑)
あと、最後にちらっと映る現在の村の小学校やべーです。中国の田舎、こんな小学校あるんですか?みたいな、校舎が映え✨
劇場内は中国の方が多くて、外国で暮らしながら、自国のこういう映画みたら、私なんかよりずっとぐっとくるだろうな〜と。
タイトルに「故郷」とついているだけあって、地方の活性化みたいなことが裏テーマではあるのかな?
きっと中国国内では、地方格差とかいろいろな問題もあるんだろうな……と推測するものの、外国人である私からすると、一言、「中国でかいな」と。
気候も地形もまぁいろんなところがあるんですね……みたいな。映画館で見ると結構感動します‼
そういえば、中国に駐在していた同僚が、駐在時代、中国の国内旅行にハマっていたことをふと思い出したり。これは旅行のしがいがあるな(笑)