旬感ブログ

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正月の風物詩・箱根駅伝

コロナ禍で開催された2021年第97回箱根駅伝

大学に入学後、かれこれ15年近く、現地で応援していたのですが、

 

応援したいから、応援に行かない

 

という素敵なスローガンの元、今年は実家でTV観戦した。

 

思えば、大学1年か2年の時に、大学の箱根駅伝が好きなメンバーでとゴール地点の大手町に行ったのが始まり。それ以降、母校の選手が出場していても、していなくても、毎年観戦していた。観戦を始めた当時は、あの山の神・柏原選手が現れる前だったせいか、王者・青山学院が登場する前だったせいか、大手町も今ほど混雑していなかったのが懐かしい。

 

普段あまり連絡を取り合わない友人から、年末になると「今年もいつものところで、いつもの時間に集合でお願いします」と連絡がくることが、社会人になってからは特に楽しみだった。

いつもの場所で、いつもの仲間と箱根駅伝を観戦し、いつもの場所へ初詣に行き、新年会をする。転職したり、転勤したり、結婚したり、子どもが生まれたり……それぞれの生活に変化があっても毎年1/3に顔を合わせて、昼から懐かしい仲間とわいわいするのが、なんとも心地よく「来年、また皆で笑顔で再開できるように、今年も頑張ろう」と、密かに勇気づけられていた。

 

各大学の応援団に心躍らせて、目の前を通り過ぎる選手たちの迫力に感動し、その懸命な姿に勇気づけられ、監督車から聞こえる言葉に喝を入れてられて(笑)そんな1/3も2021年はお預け。なくなって初めて感じる寂しさがあった。

 

あーー、やっぱり観に行きたかったなぁが正直な気持ち。

だけど、状況を鑑みるとそれができないことは明らかで、十数年ぶりに実家でのんびりと過ごせたこともまた、悪くないと思うことにした。親からは「今年はおせちの減りが早くてよかった。いつも、正月過ぎても食べてるから〜」なんて言われたりした(笑)*1

とにかく今は、緊張感が増す中、無事開催してくれたことにただただ感謝。きっと関係者は本当に大変だったと思う。だからこそ、すべての選手・関係者の皆さんに感謝。爽やかで、今年もしっかり元気をもらえました^^心からありがとう★

来年はまた、現地観戦ができることを祈ってます!

 

 ちなみに、駅伝後の密かな楽しみの一つが、各大学のOB達がゴール地点に集合していたり、その後、集まって新年会をしている様子がSNSにアップされることだった。

箱根駅伝OBたちにとっても、年に1回こうやって集まってわいわいしているのか!と思うと、立場が全く違うのでなんだかほんとに烏滸がましいけど、不思議と親近感が湧いてしまう。

あとは楽しそうな写真を見るのは、単純になんか嬉しい☆みんな元気にしてるんだ〜ともはや親戚のおばちゃん気分(笑)当然今年はそんな写真も全くアップされなくて、やっぱり寂しかった。

 

でも、箱根駅伝を大切思うが故の自粛。100回、200回と大会が続くことを願っての、応援自粛だと思う。たくさんの人が、大切に守り続けた箱根駅伝。いちファンとして、それを妨げるようなことはしなくないなと思った。

 

そう言えば、応援自粛とはいえ沿道に人がいたことも話題になっていた。

これについては、観客は大幅に減ってはいた、でもいた。という所かな。

駅伝に限らずこの時期に外出することについての良し悪しは一旦おいておいて、以下はなんの根拠もないただの推測だけど、今回沿道にいた観客の多くは、箱根駅伝に対して、大した思い入れもなく、「ただの正月のイベント」として楽しんでる人だと思う。せっかくだからいってみよう、盛り上がってるからいってみようみたいな。

 

実際、例年沿道で応援しているとTVやラジオで状況を熱心に追っている人もいえば、「どこの大学が1番ですか?」とか、「だれが走っているんですか?」みたいな質問をされることもしょっちゅうあるし、私たち駅伝ファンが当たり前のように知っているスター選手や監督の顔と名前を一致させている人って意外と少ない気がする。逆にいえば、よく知らない歌手しか出ないのに大晦日はなんとなく紅白歌合戦をみてしまうのと同じ感覚で、駅伝や陸上に興味はなくとも正月には箱根駅伝を見ている人が大多数なのだと思う。そのことが自粛できない理由になんて、絶対にならないけど、きっとそういう人たちなんだろうなと思っていた。

 

ただ、沿道の人が映るたび、心を痛めていた人、心が傷ついていた人がTVの向こう側にいたんだということは、ぜひ知ってほしいなと思う。何の気なしに、声も出さないから、たまたま近くにいたらから、観戦した。そこに悪意はなかったとしても、それをTV越しに眺めている人の中には断腸の思いで観戦を断念した人がたくさんいること。そんなこと知らんよって思うかもしれない、じゃあ、観戦すればよかったじゃんって思うかもしれない。だけど、大切なものを踏みいじられたような気持ちになり傷ついたんだ、ということだけは、ここに書いておきたいかな。

 

これは自戒の念を込めて。

私にとってなんてことないことが、誰かにとっては大切なものかもしれない。

私の軽率な行動で誰かの大切なものを傷つけてしまうことだってきっとあると思うから、そういう想像力は持ち続けたい。

誰かの大切なものを大切にすることが自分の大切なものを守ることに繋がればいいな。

 

 

いやーーーー、最後に✨

駒澤大学優勝おめでとうございます👏💜👏💜👏

実は大好きな駒大の13年振りの優勝はテンションあがりまくりました💐💜💐

やったーーーーーーー🎊🎊🎊

 

*1:例年、1/2の往路は、また別の仲間とほぼ始発並の早さで出発してスタート地点から追っかけてるから、ほぼ家にいることはない。