アフター・ヤン
好みでいえば大好き。
見てるときから好きだったし、後から振り返っても好きな映画。
まず、冒頭のダンスシーンがいい。
人と構造物(とインテリア)の構成がいい。
音楽がいい。
そして、さりげないSFの描写が秀逸。
映画を見た直後に思った感想は、「ごちゃごちゃしていない映画っていいな」だった。
なんかこう、すっすっすっとパズルが正しい位置に収まっていき、気づいたら心が整っている感じ。
その心の平穏は普段の生活でも得られるけど、ここまでピタッと整う感じはなかなか得難いもの。
そんなノイズのない平和な心で、未来の世界を眺め、人種やら家族やら……果ては人間とはなんだろうね、なんていう漠然とした何かについて。
思いを巡らせる種が心に蒔かれた感じ。鑑賞中にはそこまで考えてなかったけど、後になってあれは何だったんだろうねって。決してシリアスではなくぼーっと。
公開中にまた観たいな。
『アフター・ヤン』
— そーこ (@mkrnsouko) 2022年10月27日
ごちゃごちゃしていない映画はいいな。大好き。
体温よりも少しだけ温かい水が身体の上を、そして、身体の芯をさらりと流れて行った感じ。心地よくて温かい。アドレナリンの出ないSF。天才。 pic.twitter.com/CySS0O2oYJ