ジョーカー
最近、いろんな人から「ジョーカー観た?」と聞かれるので、ジョーカー本当にヒットしているんだなぁって。
という訳で、ジョーカー観てきました‼
事前に、心が弱っている時に観るとNGとか、自殺を助長する等々の触れ込みがあったので、かなり警戒して観たのですが…正直、警戒しすぎたかも…。
心えぐられるというよりは、アートな作品だなと思いました。
つまり、ストーリーに心震わせることはなかった…。
常に妄想と現実が入り乱れる感じの展開って、どうも物語の流れに乗り辛くて。
ドラッグ系の映画も同じ理由で、あまりストーリーに入り込めないんですよね…。
こればっかりは、私がそういう人間なので仕方ないなと割り切ってます。
今思うと、前評判に警戒しすぎて、余計にその傾向が強くなったのかもしれないですね。あくまでも前評判は、「他人の感想なんだ」ということをもっと強く意識したいものです。
あとは、そんなに詳しくはないけど、これまでのバッドマンシリーズのジョーカーって、人々から怖がられる存在だっと思うんです。
悪のカリスマが、暇つぶしに、バッドマンを利用して余暇を楽しんでいる的な、どうやっても勝てない、強い奴じゃないですか(笑)
でも、今回のジョーカーは、怖がられるより、気持ち悪がられる存在なんですね。
そこがなんだか、うーん、残念だった…。
一言でいうと、ジョーカーがあまり格好良く見えない‼
アーサーからジョーカーに振り切れた後も、映像はめちゃくちゃかっこいいのに、アーサーがまた妄想している感が拭えなかったです。私は…。
その上で、この映画で一番気持ち良いところは、やっぱり、アーサーがジョーカーになる瞬間‼
髪をグリーンに染め上げ、カラフルな衣装を身にまとって堂々と歩く姿‼
もうビジュアルが最高で‼おぉ‼ってなりました。
このシーン以外も、全体的に色味をすごく上手に使っていて、うん、やっぱりこの作品はストーリーよりアートだなって思いました。
あとは、ジョーカーを演じたホアキン・フェニックスの演技‼
ジョーカーへのリアリティーというより、アーサーへのリアリティーかな。
壮絶すぎて、なんか心配になってしまったけど(笑)
俳優魂みたいなものを感じることができたのは、きっと映画館で観たからだと思う。