20years
このところ、まさに縁としかいえないような運が舞い込み、20年振りに同じ景色に出会う…みたいなことが続いてる。
具体的には、
・20年振りのGLAYのライブ
・20年振りの嵐のライブ(厳密には、ジャニーズJrのライブ以来)
嵐なんて、20年前に、当時大人気だった(タッキーとか黄金世代の)ジャニーズJrの東京ドームコンサートで、「今度デビューする‼嵐‼」みたいなのを見て以来です‼*1
GLAYを見て、嵐を見て、つくずく感じだのが、「あ~(私も含めて)皆、20歳も年取ったんだ」ってことで。
立場は相変わらず、客席の私とかっこいい大スターのままだったのですが、彼らの20年間(特に嵐)*2を振り返りながら、思わず私自身の20年間についても、考えてしまった。
これは、ここらで一度ちゃんと振り返って、一区切りつけろってことなのかな…なんて思い、書くことにした次第。
しかも、せっかくこうやって書く場所もあるのだから、まさに、そうすべきなのでは??状態です。
と言いつつ、どう振り返るべきか…。
そもそも20年間って1999~2019か。
中学、高校、大学、社会人か…うん、小学生以外てことね‼
私の20年、一言でいえば、“できすぎた小学校生活からの挫折と再生(中)”ってところだろうか。
我ながら、結構いい線いってるキャッチフレーズだと思う。
今振り返ると、どう考えても小学生時代がうまく行きすぎていたし、出来すぎていた(笑)
成績よし、ピアノも弾けて、リレーの選手で、友達いっぱいの無敵時代‼(笑)*3
そうやって生まれてからずっといい調子できたので、中学・高校・大学・社会人…と、あれ、私って意外と全然だめだったんだ…って思うことが増えていったな~。
今思えば、単純に人としての評価軸が変わっていっただけなのだけれども、過去の栄光を引きずっていたということ。
あとね~未だに私を呪縛する言葉、古い友人のお母さんが、冗談ぽく、言った一言。
「そーこはね~、将来苦労すると思う、努力しなくてもなんでもできちゃうから。私がそうだったもん」ってやつ…。
これ、辛いことある度に思い出して、「これが、その、苦労なのか!?」って。
なんで20年以上も前に言われたこの言葉思い出しちゃうんだろうね~、ほんとに。
多分10歳くらいの頃に言われた言葉だと思う。車の中で言われたことまではっきりと覚えているよ‼もう‼
そうやって、誰かに予想されたように、私は小学校時代のプラチナな自分とのギャップにやや苦戦した。
今もまだそうなのかな~。もう大丈夫かな~。ゆらゆら微妙~。
ただ、小学校の時のいいイメージを払拭できるまでかなり時間がかかったのは事実。
いつまでも、イメージの中の自分は完璧なのに、現実の自分はそうじゃなくて。
それを少しずつ少しずつ受け入れたり、拒絶したり、無理したりしながら、やってきて“今”があるって感じかな。
そうそう、無理したりしているうちに身体が持たなくなってきたのがちょうど30歳の頃。
ひどーーーい肩こりと、冷え症で常に体調不良…。
1ヶ月に3、4日間どうしても身体が動かない日ができてしまい、仕事量を減らしてもらった。
それまでは、どんなに自分がイケてなくても「仕事はちゃんとやっている(学生時代であれば勉強だけはできている)」という自負があったのに、それもままならない状況になって、「休みがちのただの怠けている人」状態。
はぁ、私もここまで落ちたか…みたいな気分になった。
これまで無意識のうちに人と比べて生きてきたので、なんらかの精神的優位性が保てないと人ってめちゃくちゃ落ち込むんだなって。
頭では、「皆生きてるだけでいいんだよ~」なんて言いながら、いざ自分がいざそうなると、私って会社のお荷物なんだって。薄っぺらいプライドが傷ついた。
死にたいとかは一切なくて、でも、私がいる意味あるのかなって、普通に思った。そんな自分が嫌でね~、これまた。*4
さらに、「休みがちのただの怠けている人」状態の何がつらいって、自分にとっては今まで生きてきた中で一番頑張って生活しているのに、とにかく仕事がこなせないので、評価が下がる点。
マジで誰からも褒められないの。(自他ともに認める誉めて伸びるタイプなのに‼)
それが本当に不甲斐ないくて、それでも誰か私を誉めてーーーーーーって気持ちでぐちゃぐちゃになって、涙どばどばみたいな。*5
その頃、よく「そーこはね~、将来苦労すると思う…」という言葉が頭にぐるぐる回ってた。
まじでーーー‼やめてーーーーー‼あなたの予想通り、ちゃんと苦労してますから安心して‼みたいな。
こうやって振り返ってみると、凸凹の凹だけみたいになってしまいましたが、もちろん、凸も普通にありました。
今の私にとって大切な人の多くは、この20年間の間に出会った人達です。
つまり、何が言いたいかと言うと、こんな平凡な私でも20年って山あり谷ありいろいろあって。
やっぱり20年って、それなりに長いなってことなんです。
その20年を芸能界のど真ん中突っ走ってきた、GLAYと嵐って、絶対にいろんな事があったと思うのだけども、20年振りに見た彼らはやっぱり眩しくて、だけど本当にいい顔つきで。
20年の重みを感じさせないのに、ちゃんと20年歩んできた確かさみたいなものがあって、とにかくほんとにいい表情だったんだな〜…。
だから、ライブを見て私自身を振り返った時、私は今どんな顔しているんだろう…いい顔しているのかなってすごい思った。
残酷なのか平等なのか、彼らにとっても私にとっても20年という時間は同じな訳で…。
同じ時間を私なりにちゃんと生きたのかなとかとかすごい考えちゃった。
適当に過ごしたり、ちゃんと過ごしたりいろいろだけど、あの頃に戻りたいとかもないし、まぁ良しとしようじゃないかっ。
それにしても、GLAYと嵐の2組って、20年間メンバー誰一人欠けることもなくて。
その尊みを感じることはできるのは、やっぱり20年の歳月を知る者だけの特権な気がする。
それだけでも20年生きた価値あるな^^