BREAK THE SILENCE: THE MOVIE
love my selfのお話でした。
あと、やっぱりBTSは最高にかっこいい!!ライブ行きたい!!最終的にそれに尽きる‼
love my selfって、言葉にするのは簡単だけどそれを実践するのって凄く難しい。私自身も、love my selfできてますか？って聞かれたら、もがいている最中って感じだし、loveまで行かずともlike my selfできるだけでも、人としては花丸満点だろうなって思っている。
そんな言葉をあの世界的スターになったBTS（以下、バンタン）が世界に向けて発信しているのって尊いし、今の時代、どこの国に生まれたとしても、love my selfを得るのって難しいんだろうな〜なんて考えた。
最近はちょっとご無沙汰気味の私が言うのもあれなのですが、K-POPのアイドルを追っていると、売れれば売れるほど、見た目も洗練されて輝いていく一方で、どこか、こちらサイドにも明らかに伝わってしまうレベルで幸せではなさそうに見えてしまう瞬間があるというか…悲壮感のようなものが伝わることがある。
言葉にするのはなんとも難しいのだけども、多分、K-POPのアーティストを一度でも追ったことがある人はなんとなくわかると思う。
もうそんな頑張らなくて大丈夫だよって気持ちと、でも止まれないよねって感じがぐちゃっとして。とにかく、生きてさえいてくれれば、いつ辞めてもいいんだよって、言いたくなるような何かが、煌めきのすぐ横にある世界なのだと思う*1。
バンタンにも確実にそんな時期はあった気がするんだけど、そんな時期を超えて、世界的スターでいてくれているんだな～。もはや奇跡。そして、その奇跡に立ち会えている私は、同時代に生きれて幸せだな～なんてぽわぽわと思いました。
ジミンの楽しいから走り続けているという言葉。
まず友達を失い、自分を自分として見てくれる人を失い、自由を失ったけど、別の自由も得たという言葉。
イカれないために自然に触れたり、自転車に乗っている、みたいなリーダーRM（以下、ラプモン）の言葉とか……。
もうなんか……やっぱり、皆ぎりぎりで生きていて、そんな中で、今もバンタンが7人揃ってこうやって音楽を続けてくれている。さらには、グクが「誕生日プレゼントは、見返りを求めてあげないでしょ。大切な人のために、自分のできることをしているだけ。それがライブだし、バンタンの活動」みたいなニュアンスの発言をしていて。もうなんか、ただただありがとうという気持ちしか生まれませんでした。
映画の中に映し出されたバンタンの今の姿は、ピカピカのパフォーマンスはもちろんのこと、真摯な言葉の数々、そして、今の状況を楽しむ余裕、メンバーと分かち合う余裕もあるように感じて、見ていてなんだか嬉しかった!!すごく良いドキュメンタリーだった!!劇中に使われる曲のチョイスもGOOD‼
映画とは直接関係ないし、ちょっと明るくない話をしてしまうと、最近よく「どんなに成功しているように見えたとしても、他人の地獄は、その人にしかわからない」という言葉を聞く。本当にその通りだと思うのだけど、この映画の中のラプモンの言葉を聞いて気づいたことがある。他人がその人の何か（仮に地獄とする）を知るには、
・第一に本人がその地獄を認知できているか。（＝認知する言葉を持っているか）
・その地獄を、自分のもつイメージのままに他者に伝えることができるか。（＝伝える言葉を持っているか）
の最低２つの力が必要になる。
その２つが同時にできる人って、世界でもほんの一握りの稀有な人だと思うし、ラプモンは恐らくそれができる特別な人だ。
そんなラプモンが丁寧に丁寧に言葉を紡いで伝えてくれたとしても、やっぱり、私はラプモンが感じるままにその地獄に触れることはできない。
ライブで「皆さんのおかげで、好きじゃなかった地黒で色黒の自分も受け入れられるようになりました」って話しているそばから、ARMY（ファン）が「アニヤーー*2」って絶叫して否定する世界も現実にある。←実際に、ラプモンが地黒かどうかは別として*3、ラプモン自身が、地黒な自分を受け入れて、好きになりましたって言っている中、「肌が地黒」という言葉をそんなことないと全力で否定している状況。もちろん、「アニヤー」って言ってる人が悪いとかではなくって。
だから、やっぱり私たちは簡単に人の地獄を推測しちゃいけないし、少なくとも、「わからない」ってちゃんとわかっていたいなと改めて思った。
私は、彼らから元気をもらっている立場で応援する立場だけど、消費者でもあるので、そういう対人間に対する気持ちは忘れたくないなと。自戒の念も込めて。
ちょっとしんみりしてしまったけど、ライブシーンもめちゃくちゃ良きで、とにかく楽しかったのです‼すっぴんで皆でわちゃわちゃしているバンタンも、かわいいし（笑）あと、テテずっとかっこいい☆OFFのないかっこよさ。
なんか、今、見れてよかったな～‼またライブ行きたいね～ほんとに。
