旬感ブログ

好きなこと&旬な気持ちをメモ代わりに

AWAKE

2020年年の瀬に伏兵現る!!

実家に帰る前にふら〜りと見たら、地味ながら(笑)←いや天下の吉沢亮様を前にこう言うのもあれだけど、秀作で良作✨

 

正直、起伏の激しい映画ではない。だけど気持ちの途切れない映画である。なにより爽やかなラストシーンによって映画全体が青春映画に昇華されるのが爽快で、鑑賞後の後味がとても良かった^^

 

将棋という競技はなんてシビアで残酷なものなのだろう。どちらかが「負けました」と負けを認めるまで終わらないし、自らの負けを宣言することで初めて対戦相手に勝利をもたらす。「勝ちました」はないのだ。

こんな過酷な勝負に幼い頃から人生をかけている天才たちには、彼らにしかわからない思いがあるのだと思う。僅かに生き残った者も、多くの挫折した者も、それぞれの思いを背負って互いの人生を尊重する。静かで少し不思議な連帯感がじんわりと伝わってきた。

 

そんな天才たちを見守る大人の眼差しが温かく描かれていて、特に吉沢亮演じる清田英一と父親のシーンは良いシーンばかり。不器用だけど愛のある素敵な父子だったな〜

 

青春映画と評したけど、よくありがちな青春映画なら恋するだろ〜、吉沢亮なら恋愛するだろ〜的な余計なことは一切せず(笑)登場人物に絡む異性は基本的に家族・身内のみという潔さがとてもとても好ましい。こういう作品、待ってました!!という気持ち。

これ私だけなのかな?!必要なものは良いけど、明らかに恋愛要素不要だよね?!って作品にも若者が主役の映画には、必ず恋愛要素を差し込む悪い癖にちょっぴりうんざりしてたので、ほんと良かった(笑)確かに恋愛で人は変わるけど、恋以外でも人は変われると思うのだ。

 

あとはなんと言ってもキャスティングが大勝利!!一人として役に違和感のある人がいない。吉沢亮若葉竜也、落合モトキはもちろんのこと、その他の役者さん&幼少期を演じた子役の子、皆さまもれなく抜群に良かった👍

この演技が凄いとかこのシーンが凄いとかではなくて、全体を通して一切の違和感がないのだ。なんというか、この作品との相性の良さとか、それぞれの役者同士の相性の良さみたいなものを感じた。

 

中でも、主役の清田英一を演じた吉沢亮さんはやっぱり凄くて、歩き方からもう別人。頭をぐしゃりとかく姿も不思議と違和感がない。パーツは明らかにイケメンなのに、イケメンではない英一がそこにいた。

あまりのはまり役っぷりに、吉沢亮はあのビューティーフェイスだから俳優になったんだろうけど、あの顔がなくても俳優ができるんだな〜なんて…ある意味当たり前な、そんなことをぼーっと考えてしまった💦そして、若葉竜也さんは、もう、どんな作品を見てもやっぱりいいわ~しかないので、今回もやっぱり好きだな若葉竜也でした♡

 

 

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